批判を集めている神戸連続児童連続殺傷事件の元少年Aの『絶歌 神戸連続児童殺傷事件』(太田出版)。その矛先は、元少年Aだけでなく、版元の太田出版にも及び、ネットにはこんな声があふれた。 「こんな出版社潰せよ、犯罪幇助だろ」「出版したやつら全員地獄に堕ちる」「太田出版は許さん!」「太田出版不買運動」 こうした事態に6月17日には同社の岡聡社長が「釈明文」を発表する事態にまで至ったほどだ。 しかし、実はこの騒動には、出版の本当の仕掛人でありながら、太田出版に押しつけ、まんまと逃げ切ったご仁がいる。それが幻冬舎の見城徹社長だ。 「実は『絶歌』は、太田出版ではなく幻冬舎から出版される予定だったのです。 それを幻冬舎の見城社長が途中で出版を降り、太田出版に紹介したということのようです」(出版関係者) 最初の経緯ははっきりしないが、幻冬舎は数年ほど前、少年Aとコンタクトをとり、それ以降、出版に向けてプロ