今季限りでの引退を表明している中日の山本昌投手(50)が7日の広島戦(マツダ)で先発し、プロ野球史上初の50歳での登板を達成。広島・丸に3球を投げ、二ゴロに打ち取ると、涙を流しながらマウンドを降りた。最後の勇姿を焼き付けたファンから惜しまれつつ、球史に残るレジェンド左腕が現役生活32年に別れを告げた。通算成績は219勝165敗5セーブ。 試合前にキャッチボールで最後の調整を行う山本昌 ベテラン左腕はジェイミー・モイヤーのメジャー最年長勝利記録(49歳180日)超えを狙い、8月9日のヤクルト戦(ナゴヤD)に49歳11か月で今季初登板したが、1回0/3で降板。投球の際に体にぶつけて痛めた患部は当初、突き指とみられていたが、じん帯まで損傷する重傷だった。その後、9月26日に自身の公式ウェブサイトで現役を引退することを表明した。 約2か月ぶりのマウンドは、現役最後の先発。数々の金字塔を打ち立て