スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の人気を観光客誘致につなげようと、平井伸治知事は25日、鳥取砂丘(鳥取県鳥取市)を「スナホ・ゲーム解放区」とすることを宣言した。この日の定例会見で「鳥取砂丘は広大で安全にゲームを楽しめる。夏休みの旅の目的地としてもらいたい」と述べ、利用者に積極的に砂丘を訪れてもらいたい考えを示した。宣言の「スナホ」は砂とスマホをかけた。 県によると、砂丘内に100本以上ある砂の移動を調べるための杭付近には、「ポケストップ」というポケモンを捕まえるアイテム(武器や道具のようなもの)が手に入る場所などが割り当てられているという。 宣言は県砂丘事務所のホームページに掲載された。宣言では、「掟(おきて)」として、熱中症になったり、事故を起こしたりしないよう注意すること、砂丘の生き物や人に迷惑をかけないこと、雄大な砂丘の景色などを楽しむことが明記されている。(柳川迅)