砂田(左)はフロンターレのJ2時代を知る筋金入りのサポーター。家族3人で年間シートを購入しており、今シーズンは福岡、新潟とアウェーゲームの応援にも駆け付けた。(右は天野) 川崎フロンターレが仕掛けるイベントは、どうしてこんなにぶっ飛んでいるのか。 8月16日には宇宙飛行士とのリアルタイム交信企画が、いよいよ実現する。ホームスタジアムの等々力陸上競技場と国際宇宙ステーションを衛星回線で結び、中村憲剛や川崎市内の小学生が、大西卓哉宇宙飛行士と会話をするのだ。スタジアムを宇宙空間とつなぐ生交信企画は、日本はおろか世界でも前例がない。 「え、ホントにできるの? というのが最初の反応ですよ」 川崎市の副市長という立場で今回の企画に関わった砂田慎治は、そう振り返る。生交信の成功を祈っている市の関係者は、砂田だけではない。川崎市の職員すべてと表現しても大袈裟ではないだろう。 読者の皆さんには、疑問が2つ