「豆腐百珍(とうふひゃくちん)」という江戸時代に出版された料理本があります。様々な豆腐の料理方法が100種類掲載された当時の大ベストセラーです。 その「豆腐百珍」の中に「加須底羅(かすていら)豆腐」という料理があります。なんでも、豆腐を酒に一晩漬け込んだ後、4時間ほど煮込むと出来るのだとか。特に味付けはありません。これだけでカステラになるそうです。 これは気になる。作ってみました。 (馬場 吉成) 天明二年(1782年)に出版された本です 豆腐百珍は江戸時代に出版された料理本です。煮る、蒸す、焼く、揚げる、炒めるなど様々な調理法による豆腐の食べ方が100種類載っています。当時の大ベストセラーとなり、「豆腐百珍続編」、「豆腐百珍余録」などの続編も出版されたそうです。 内容としては、100種類の豆腐料理が尋常品、通品、佳品、奇品、妙品、絶品の6種類に分類され、夫々の調理法や味の評価が記載されて