バンダイナムコホールディングスが空前の好決算を謳歌している。大幅な増収増益となった要因の1つが人気ゲーム「妖怪ウォッチ」だ。おもちゃなど関連商品の売上高がグループ全体で552億円に達し、当初予想していた70億円の約8倍となる爆発的ヒットを記録し、業績を押し上げた。 「ここまで伸びるとは」 2015年3月期連結決算は前期比11.4%増の5654億円、本業でのもうけを示す営業利益も26.1%増の563億円となった。バンダイとナムコが経営統合した2005年以来、過去最高を更新した。 「妖怪ウォッチ」はバンダイの稼ぎ頭である「機動戦士ガンダム」関連商品の売上高767億円には及ばなかったものの、一貫して高い人気を誇る「仮面ライダー」(262億円)、「スーパー戦隊」(232億円)、「アイカツ!」(117億円)を軽く上回った。新規キャラクターが初年度でここまで伸びたことに対し、バンダイも「さすがにここま