「日刊サイゾー」に押井守監督のインタビューが掲載されています。 テーマは、アニメーションと写真の関係について語ったもの。その中で、スタジオジブリと庵野秀明監督についても言及しています。押井監督は、自身を画角でアニメを作ると踏まえたうえで、庵野監督も同じタイプとのこと。作画や動画のリズムを重視するジブリの後継者ではないと指摘しました。 ジブリは綿密な描写で流れるようなアニメーション 庵野は画角で作っている ――ロケハンで撮影する写真には、何を要求するんですか? 押井: 原則的にモノクロで撮る。カラー写真は一切撮らない。なぜかといえば色のイメージに惑わされるから。大切なのはどういう角度から街を眺めるのか。水路から見上げた風景であったり、高い所から見下ろした俯瞰であったり、あるいは廃屋を探して撮ってもらったり。そうやって撮りためた写真の中から映画のイメージの原型になりそうな写真を自分で選んで、ア