アメリカで黒人男性の死亡事件を受けて広がった抗議デモは5日も各地で行われました。こうした中トランプ大統領が記者会見で失業率の改善をアピールした際、「死亡した男性にとってもすばらしい日だ」と述べたことに批判の声があがっていて、大統領への反発も強まりそうです。 アメリカでは5日も各地で抗議デモが続き、首都ワシントンでは連日、大勢の人が集まるホワイトハウス周辺の道路上に市の職員などが大きな文字でデモのスローガンになっている「黒人の命は重要だ」ということばを描きました。 トランプ大統領の強硬な姿勢に反発してきたワシントンのバウザー市長は「市としての価値観の一部だ」と述べて、平和的なデモを支持する考えをにじませました。 このところのデモでは夜間を中心に各地で相次いだ略奪や破壊活動はほぼ収まる一方、前日の4日にニューヨーク州で警官隊に近づいた高齢の男性が警察官に突き飛ばされて頭にケガをしたことを受け、