入国時、唾液中の新型コロナが持つ特徴的なタンパク質(抗原)の量を調べる抗原定量検査を行う。幅を持たせた基準値より多いか少ないかで陽性、陰性を判定。基準値内なら再検査し、なお判定不能ならPCR検査で結論を出す。 二重、三重の検査体制を取るが、到着時に陰性だった人が陽性に転ずる例は後を絶たない。厚生労働省によると、12日までの1週間で、陽性が判明した入国者は約90人。このうち、到着時は陰性で、到着から3日目以降に陽性と判明した人は約30人に上る。つまり3分の1は到着時は陰性で、毎日2~8人が検査をすり抜けている。