さらに古谷徹、黒田崇矢、三石琴乃、神谷浩史、中村悠一ら、日本を代表するといってもいい、名だたる声優たちが集まっている。サウジアラビアでも彼らの知名度は非常に高く、このキャスティングも、サウジ側からの熱烈なリクエストがあったという。 日本での公開形態は、日本語のセリフに英語字幕が付いたバージョンで、他国ではアラビア語の吹き替え版も同時に公開される。現時点ではアラブ首長国連邦、クウェート、バーレーン、オマーン、カタール、エジプト、レバノン、イラクなど、中東地域9カ国で上映されており、欧米をはじめとする他地域での上映も交渉中だという。 マンガプロダクションズは、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が立ち上げた「ミスク財団」の子会社として2017年に設立。アニメーション、ビデオゲーム、マンガの制作および配給などのエンターテインメント事業をもとに、サウジアラビアの若者たちの才能の発掘・教育を行う