クリックして拡大する節電のため皇居・御所で初めて行われた信任状捧呈式。天皇陛下に信任状を手渡す韓国の新任駐日大使=25日午後(宮内庁提供) 皇居で、電力の消費を削減しようと、さまざまな取組みが行われている。大型施設のため冷房や照明に多くの電力が必要な「宮殿」を極力使わないようにしたり、行事の時間を変えてみたり…。今夏は例年に比べ宮殿の使用回数がほぼ半減している。25日には信任状捧呈(ほうてい)式が、両陛下のお住まいである「御所」で初めて実施された。(芦川雄大) 約2万3千平方メートルの広大な延べ床面積を持つ宮殿では、首相や最高裁長官に任命書を交付する親任式、新任外国大使が派遣国から託された信任状を陛下に渡す信任状捧呈式といった国事行為に基づく儀式や、勲章親授式、歌会始などの重要行事が行われてきた。 だが、宮殿は、皇居内の施設で最も消費電力が大きいとされる。行事に使われる部屋は広くて天井が高