メルカリ、全社員に株購入権 起業マインドを後押しメルカリ社長 山田進太郎氏(下)2016 / 9 / 27 米国では未上場ながら評価額が10億ドル(約1000億円)を超えるベンチャー企業を「ユニコーン(一角獣)」と呼ぶ。米調査会社CBインサイツのウェブサイトで、日本から唯一名前を連ねているのがスマートフォン(スマホ)向けフリーマーケット(フリマ)アプリを手がけるメルカリ(東京・港)だ。海外進出に苦労する日本のベンチャーのなかで、メルカリが一歩先を進んでいるのはなぜなのか。マネジメントの視点から、山田進太郎社長に聞いた。 <<(上)非上場のメルカリ なぜ評価10億ドル超に成長したか 『カルト』のようであれ――メルカリの人事制度や、評価制度はどうされているのですか。 「組織は特別なある目的があって、そのためにみんな集まっています。世界的ベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』のなかで著者のジム