つまりは個人各々の生き難さの集合体が社会であるわけで、そこをどうするかっていうのは、まぁ、駆け引きと言うか、それが生きるって事なんじゃないのかな、と思ったわけです。「ありがとう」の一言が本気でありがたかったりとか、誰かに頼られることが行動の原動力になったりとか、ベタに染まれずメタに染まってしまったがゆえに社会のつまらなさを知り尽くした不利をしてしまってひきこもってしまったりとか、性的な目で見られたくないゆえにモロッコへ飛んだりとか、自分の親がだんだんボケてきてしまって会話がかみ合わないことを耐えていたりとか、愛することと愛されることを忘れてしまったがゆえに力だけが空回りして無力に打ち震えたりとか、空を飛んでいるつもりが薬漬けでうん10年とか、産みたくても社会的なバックアップに欠けすぎて産めないとか、産めるけど飢えで死んでしまうとか、やりたい仕事が分からないゆえに事務職に甘んじている状況を苛