学生の夏休みが近づく7月1日、東京都は「特定異性接客営業に関する条例」を施行した。この条例で、添い寝や散歩など18歳未満による親密なサービスを売りにした「JK(女子高生)ビジネス」が新たに規制される。この条例の施行に向けて都内のJKビジネス店は激減したといわれている。ライターの森鷹久氏が、JKビジネス店舗で働いていた少女が、条例によってどのように変わらざるを得なかったのかをリポートする。 * * * 「JKビジネス」には少女と男性が散歩をする、会話をする、添い寝をする、といった様々なスタイルがあるが、これら表向きのサービスとは違う「裏オプ(裏オプション)」の存在が問題視されている。東京・池袋の「JKお散歩」店関係者は、JKビジネスは裏オプで成立している側面があると話す。 「男性客とお散歩をするだけでは、女の子の給与は普通のアルバイトと変わらない。裏オプをすることで、その代金は丸々少女に入る