[CEDEC 2011]軽くてリアルな人肌を。曲率を利用した反射関数による表面化散乱の表現法 編集部:aueki 早稲田大学理工学術院助手 久保尋之氏 CEDEC 2011で行われたグラフィックス関係のショートセッションから,早稲田大学の久保尋之氏による「曲率に依存する反射関数を用いたリアルタイムスキンシェーダの提案」について紹介してみたい。 スキンシェーダ,つまり人肌表現に関する研究は,ある程度リアルなキャラクター描画の際には必須となる技術だ。レンダリング技術が実写並みになっており,風景などはすでに実写とCGで見分けが付かないようなものもあるのだが,最後かつ最大の難関が人体表現であることは論を待たないだろう。人間の目は人肌に厳しいのだ。 肌の表現が難しいのは,人体が不透明ではなく,半透明であることに由来する。半透明というのは透明度が低いというだけでなく,内部で光が散乱するという現象を含ん
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