“松葉杖”で取材エリアに… 日本代表MFは、4−3−3のアンカーとして中盤をオーガナイズした。 ボールを拾って最前線のFWルイス・ディアスに縦パスを入れたり、絶体絶命のピンチに右足を伸ばして相手のシュートをブロックしたりと、攻守両方で奮闘した。ボールを受けたら素早くターンして前を向き、そのままドリブルして前方に進んだかと思えば、中盤を動き回って敵の攻撃を潰すなど、サッカーの聖地で絶大な存在感を示したのである。 しかも味方が続々と交代する中、遠藤は延長戦を含めた120分間の死闘を戦い抜いた。フィールドプレーヤーで最後までピッチに立ち続けたのは、遠藤とルイス・ディアス、フィルジル・ファンダイク、ハービー・エリオットの4人のみ。 もともと今回の一戦は、モハメド・サラーやトレント・アレクサンダー=アーノルド、ドミニク・ソボスライなど、主力に欠場者が相次いだ。控えには、実戦経験の乏しい10代の若手が