2011年4月9日のブックマーク (1件)

  • 2010年冬アニメの最終回に感じた何か | 幻視球

    2010年冬のオリジナルアニメ2作、『フラクタル』と『STAR DRIVER 輝きのタクト』が最終回を迎えた。 『フラクタル』は、昨年物議を醸した「クオリティバブル問題」に対する山寛監督なりの回答が示されるのではないかと、楽しみに視聴した。 山「(略)作画のクオリティを上げれば売れるわけではないことは、はっきりと数字に出ているので、もっと力の配分を考えないといけない。(略)」(業界が“先祖返り”している――『ハルヒ』『らき☆すた』の山寛氏が語るアニメビジネスの現在) ゲーム機のポジショニング戦略に例えれば、リッチな『放浪息子』は超高性能のPS3で、『フラクタル』は性能とは別の価値を提示しようとしたWii的なアニメといえるかもしれない。『フラクタル』のキャラ表現からは、ハイライトを排し手間を減らした薄味の絵柄を用いつつ、アニメの平均値よりも細かい仕草に注力する画作りに「挑戦」が伺えた