「低血圧で朝起きるのが辛い」という言葉をよく聞きますが、 低血圧とはどういうものなのか、はっきりとわかっている人は 意外に少ないのではないでしょうか。 高血圧が命に関わるような重大な病気に直結するのに対し、 低血圧は命を脅かすような症状ではないため、明確な病気 としてあまり認識されて来ませんでした。 世界保険機関(WHO)でも低血圧の具体的な基準は 設けられていませんし、低血圧は血管などの臓器が 傷つかないので、むしろ長寿だという研究結果もあります。 ただ、最近では血圧の測定器や測定方法が進化し、 低血圧の死亡危険度は要注意だという研究結果も 出ていると言います。 血圧を24時間測定し続けた時、低血圧と言われている人の 1日の血圧変動の意外な大きさが問題で、脳や心臓の血管に 障害が出るという仮説もあります。 低血圧も高血圧と同様に、注意すべき疾患として認識されつつあるのです。 私たちが日常