タグ

ブックマーク / sportsnavi.yahoo.co.jp (14)

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|オーストラリア戦後 ザッケローニ監督会見

    結果には非常に満足している。望んでいた結果だったからだ。今日の試合直前のテクニカルミーティングで、選手たちには合宿初日にわたしが言ったことを(あらためて)伝えた。この大会では、成長しながら優勝を目指そうと言ったのだが、もうそこまで(タイトルは)来ているのだから勝とうと話した。このチームは若くて、経験を積みに来たわけだが、若いから勝てないというわけではないし、大会中はみんなよくやってくれた。ここまでたどり着くまでが大変だった。リードされながらの戦いが続いたし、10人での戦いを(強いられながら)引き分けでなく勝ち切った。それはやはり、ベンチも含めたメンバーの力が非常に大きい。やはりチーム力で勝ち切ってきたような印象を持っている。 今日の李のゴールも、このチームの力を象徴していた。細貝、岡崎、伊野波など、後から入った選手がゴールを決めたりして活躍してくれたが、決勝でも(誰かが)やってくれるだろ

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|日韓戦後日談

    日韓戦から一夜が明けた。26日と27日は、ノーゲームデーである。朝までコラムの執筆だったので、昼までたっぷり睡眠をとり、それからたまった仕事を片付けようとMMC(メーンメディアセンター)に向かった。ホテルからバスターミナルまで歩き、そこから民間のバスで20分ほど揺られて目的地に到着する。当地のバスは1回の乗車料金が3カタールリアル(約70円)だが、最近は専用プリペイドカードを購入したので、小額紙幣がなくてもそのまま利用できるようになった。ドーハに来た当初は、西も東も分からずにタクシーばかりを利用していたが、今ではすっかりこちらの生活にもなじんでいる。MMCとホテルの往復も、まるでバス通勤でもしているかのような感覚だ。 閑散としたMMCの作業スペースで、モニターに映る地元テレビ局の映像を横目で見ながらPCに向かう。プログラムは、昨夜の日韓戦の再放送であった。記者席から見ていたときは、日

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|4強が決まった日に

    会場のカタール・スポーツ・クラブの記者席に腰を落ち着けて、モニターでアルサッド・スタジアムの戦況をチェックする。オーストラリア対イラクの準々決勝は、後半25分の段階で0−0。オーストラリアが多くの時間帯でゲームを支配しているが、イラクも時折、鋭いカウンターで反撃を試みる。相手よりも休みが1日少ないイラクは、やや体が重い印象だが、それでも気力では決して負けてはいない。ついに90分が過ぎても決着がつかず、今大会初めての延長戦を迎えることとなった。 この試合の勝者と日が対戦するのは、決勝もしくは3位決定戦だ(対戦しない可能性もある)。だが、この試合の結果は、今後の日の強化日程に少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。周知の通り、今大会で3位以内の成績を残したチームは、次回大会の予選が免除される。日としては、限られたインターナショナルマッチデーをアジアカップ予選ではなく、より世界を意識した相手

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|勇気がもたらした逆転劇(1/2)

    試合前のカタールサポーター。カメラを向けると「今日は2−1で勝つよ」というポーズを見せた【宇都宮徹壱】 アジアカップは21日からノックアウトステージ。日はいきなりホストカタールと対戦することになった。会場のアルガラファ・スタジアムは、いつもはキックオフ30分前でも閑散としているのだが、この日は自国の大一番が、しかも金曜日(イスラムの休日)に行われるとあって、スタンドの埋まり具合も順調である。準々決勝を「大一番」というのは、いささか大げさに思われるかもしれない。実はカタールが、アジアカップでグループリーグを突破するのは、今回がやっと2度目である。前回、準々決勝に進出した2000年のレバノン大会では、残念ながらベスト8止まり。そんなわけで「史上初のベスト4進出を懸けた試合」という意味では、十分に「大一番」と言えるだろう。 最多タイ、3回のアジアカップ優勝を誇る日にとっても、この準々決勝

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|カタール戦後 ザッケローニ監督会見(1/2)

    難しい試合になることは試合前から分かっていたが、非常に厳しい試合になった。常に(日にとって)上り坂のゲームだった。相手の方がフィジカルが強く、それを前面に押し出すサッカーをやっていた。日次第だったところは、いかにテンポを上げて、いかにスペースのあるところでプレーをするか。音を言えば、やりたいようにやれたわけではないが、比較的狙い通りにできたとは思う。特に、狭いところへ狭いところへと行ってしまうと、相手のフィジカルに押しつぶされてしまうので、もっと広いところでやろうという話はしたが、それもまあまあできたと思う。最後は10人になってしまったが、結果的にウチの方がボールポゼッションが多かったし、データにもそのように出ている。また技術面だけでなく、10人になってから試合をひっくり返したということで、気持ちの面でも評価している。最後のゴールに関しても、DFの選手が点を決めたところに、日の良さ

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|セミファイナルの相手が見えた日

    砂漠のトビネズミをモチーフにした今大会のマスコット。作りも動きも「アジアンクオリティー」だ【宇都宮徹壱】 日の完勝に終わったサウジアラビア戦から一夜明けた。17日に続いてこの日もドーハは雨である。乾いた大地のイメージが強い中東でも、もちろん雨は降る。大会が始まった当初、あまりにも空気が乾燥していたため、同業者の中に目やのどの不調を訴える者が少なくなかった。湿気の多い国からやってきた私たちにしてみれば、たまの雨は非常にありがたいものであるが、大会を主催する側にとっては、いささか客足への影響が気になるところだろう。この日、私が訪れたアルサッド・スタジアムのカードは、オーストラリア対バーレーン。おりからの雨に加え、オーストラリアがらみの試合とあって、キックオフ1時間前でもスタンドは実に閑散としていた。 今大会、ホスト国の試合以外は空席が目立つ試合が続いている。ゆえに1万人前後で「かなり入った

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|サウジ戦で得た5つの収穫(1/2)

    ガラガラのアルライアン・スタジアムに『ポリリズム』が流れる。この日の入場者数は2022人【宇都宮徹壱】 グループリーグ第3戦のアルライアン・スタジアム。試合前、記者席で調べ物をしていると、いきなり聞き覚えのあるBGMが流れてきた。何と、Perfume(パフューム)の『ポリリズム』である。まさかカタールに来て、しかもサウジとの決戦を前にして『ポリリズム』をフルコーラス聴けるとは思わなかった。スタジアムのバックヤードで選曲しているのは、果たしてどんな人なのだろう。ほどなくして、この『ポリリズム』の歌詞の中に、非常に気になるフレーズがあることに気がついた。「くり返す」「あの光景」――「ドーハ」近郊というロケーションを考えると、何やら妙な胸騒ぎがしてくるではないか。それくらい、この日の私はいささかナーバスになっていた。 あらためてグループBの状況を整理しておこう。2試合を終えた時点での順位は以下

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|サウジアラビア戦後 ザッケローニ監督会見

    今日の結果には非常に満足している。まずはアジアカップの第一関門を突破できたと思っている。その突破の仕方も、1戦目より2戦目、2戦目より3戦目という感じで成長してくれたことをうれしく思う。今日の内容だが、不安だったのが(相手への)アプローチできちんとミスなくできるかどうかだった。しかし選手たちが開始直後からいいプレーをしてくれて、先制点を取ってからも気を緩めずに試合を決定づけてくれた。試合を決めるようにプレーし続けたことで、相手の一縷(いちる)の望みを断ち切ってくれたのは大きかった。 ――3−0のあと、前半はゲームコントロールが難しいところがあったが、どう修正したか? また香川のパフォーマンスは良くなったが、ドルトムントのプレーと比べてまだ100パーセントではない。その理由は何だと思うか(田村修一/フリーランス) おっしゃるとおり、3−0になってからリズムを落とした。その状況でゲームをコ

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|サウジアラビア戦後 選手コメント(1/2)

    「サウジは予想以上にモチベーションがなかった」 (次の試合に出場停止だが)そうですね。監督も試合前から注意するように言っていたんですけど、早い時間だったんで出ましたね(苦笑)。(サウジは)予想以上にモチベーションがなかったですね。フリーすぎてびっくりするくらいだったんで。国際試合であれだけモチベーションのないチームって珍しいんじゃないですか。もう少し試合をするならそれなりの気持ちを持ってやってほしかったかな。サウジはオリンピックの(予選の)時とか強かったけど。日にはちょっとできないですね。敗退が決まっていたとしても、日人はまじめだからもうちょっと頑張ると思う。あそこまで力がリラックスできるチームはさすが中東ですね。 (いろんな選手が出られたが)そうですね。早い時間にイエローもらっていたんで、次出られないし。ぶっつけ番でやるわけにいかないから伊野波さんも使ってくれたし、田(拓也)

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|日本が乗り越えるべきもの

    大会6日目。12日からグループリーグは2順目に入る。初戦を落とした開催国カタール中国と、そしてウズベキスタンはクウェートと、それぞれ対戦。中国とウズベキスタンが勝利すれば、グループAは早々に準々決勝進出の2チームが決まることになる。非常に気になるところではあるが、それ以上に気になるのがシリア戦を翌日に控えた日の状況。そんなわけでこの日は、代表の周辺取材に集中することにした。 午前中、カリファ・スタジアムに隣接するメーン・メディアセンターでザッケローニ監督の会見が行われた。先のヨルダン戦での反省点について、監督が第一に挙げたのが「フィジカルコンディション」である。その主張をまとめると「(ヨルダンのように)スペースを与えないチームにはプレースピードを上げていくこと。そのためにはフィジカルコンディションの向上が大切」。その上で「プレースピードはもともと(日が)持っているものなので心配して

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|ザッケローニを襲ったアジアの混沌(1/2)

    大会3日目。ついに日の初戦当日がやってきた。今日の相手はヨルダン。最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングでは104位である(日は29位)。普通に考えれば、決して難しい相手ではないように思われる。とはいえアジアの公式試合においては、このFIFAランキングほど当てにならないものはない。加えて、対戦回数が少ない相手であれば、なおさらであろう。 日がヨルダンとアジアカップで対戦するのは、今回がようやく2回目。前回対戦した04年の中国大会の準々決勝では、PK戦までもつれた末に、時の守護神・川口能活のスーパーセーブが何度もさく裂し、日が辛くも勝利している。それでもPK戦1番手の中村俊輔、2番手の三都主アレサンドロが相次いでシュートを外した時には、記者席で見守っていた私も「もはやこれまでか」と半ば観念しかけたものである。当時(04年7月)の両者のランキングは、日24位でヨルダン40位。

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|西アジアのクラシコ

    7日に開幕したアジアカップも今日11日で5日目。この日はグループDの2試合が行われ、ようやく出場16チームすべてが姿を現すこととなる。グループDの顔ぶれは、イラク、北朝鮮、UAE(アラブ首長国連邦)、そしてイラン。いずれもワールドカップ(W杯)出場経験のある国ばかりが同居する、今大会唯一のグループでもある。特に突出した強者がいるわけでもなければ、草刈り場となりそうな弱者もいない。ある意味、最も予想が難しいグループと言えるだろう。初戦のカードは、北朝鮮対UAE、そしてイラン対イラク。私は19時15分にアルライアン・スタジアムで行われる後者をチョイスした。西アジアの「かつての盟主」同士による好カードである。 20世紀末から21世紀の西アジアサッカー情勢は、潤沢なオイルマネーを背景とした湾岸諸国の台頭ばかりが脚光を浴びるようになって久しい。サウジアラビアをその嚆矢(こうし)とし、UAE、バーレ

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|吉田麻也、ポスト中澤・闘莉王を担う男(1/2)

    終了間際に同点ゴールを決めた吉田(右から2人目)。失点に絡むプレーもあったが、可能性を感じさせる内容だった【写真は共同】 1月9日に行われた日のアジアカップ初戦のヨルダン戦。カタールスポーツクラブに結集した白装束のヨルダン人から大歓声が沸き起こった。前半45分、長友佑都と長谷部誠の寄せを振り切ったアメルからパスを受けたハサンのシュートが日のゴールネットを揺らしたからだ。吉田麻也はブロックを試みようと懸命に左足を出したが、逆にボールが当たってコースが変わり、守護神・川島永嗣の頭上を超えるという不運に見舞われた。 「遅れた状況で足を出すとああなってしまう」と人も悔やむシーンだった。 それでもオランダに渡って国際経験を積み、苦しい時期も乗り越えた189センチの長身DFは精神的に動じなかった。試合終盤には何度も前線に上がって攻撃の起点を作り、後半ロスタイムの同点弾を呼び込んだ。 「うれ

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|韓国、王座奪還への「本気度」

    キックオフ2時間前のアルガラファ・スタジアム。試合後も空席が埋まらず、観客数は「6669人」と発表された【宇都宮徹壱】 大会4日目。すでにグループAとBに所属する8チームが初戦を終え、ようやく今大会の全体像の半分が見えてきた。当初、ホストカタールが所属するグループAを見て「それほどレベルは高くないな」とタカをくくっていたが、昨夜のグループBの2試合を見て、これまでの甘い認識をあらためる必要に迫られた。とりわけ、FIFA(国際サッカー連盟)ランキング100位台のヨルダン(104位)とシリア(107位)が、過去優勝3回を誇る日やサウジアラビアに互角以上の戦いを見せていたことには、誰もが危機感を抱いたことだろう(余談ながらサウジアラビアは先の敗戦を受けて監督が交代している)。 さて、この日はアルサッド・スタジアムでインド対オーストラリアが、アルガラファ・スタジアムで韓国対バーレーンの試合が

  • 1