思いっきり、いかにもなタイトルにつられてお試し版を読んでみたんですが、すっかりハマっちゃって最後まで読み切ってしまいました。 この本は「海賊版の世代」である著者が、自身の大量の海賊版ライブラリを漁っている時にふと疑問に思うところから始まります。 数年前のある日、ものすごい数の曲をブラウジングしていた時、急に根本的な疑問が浮かんだ。ってか、この音楽ってみんなどこから来てるんだ? 僕は答えを知らなかった。答えを探すうち、だれもそれを知らないことに気づいた。 そこから5年もの歳月をかけて、多方面に協力を求め、「音楽をタダにした」のは誰か?を徹底的に取材したノンフィクションです。MP3開発者、音楽界の超大物、世界最強の音楽海賊本人から直接取材していることもあって、ホントか?と思えるほど内容は濃くてリアルです。 読み物としてもかなり面白いので紹介してみたいと思います。
![「誰が音楽をタダにした?巨大産業をぶっ潰した男たち」を読んだのでレビュー|SynthSonic](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e048f653ece3fa9eb1903392ddb508030fd8943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsynthsonic.net%2Fwp-content%2Fuploads%2Flivedoor%2Fb3131f70.jpg)