神戸での暮らしについて語るヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ=神戸市中央区波止場町、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(撮影・吉田敦史) この出会いは必然だったのか。サッカーの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手(37)が名門バルセロナからヴィッセル神戸に加入し、5季目を迎えた。「月日が長くなればなるほど感じているのは、『神戸に来て正解だった』ということ」。初めて来日後の経験をつづった著書「イニエスタ・ジャパン!」(ぴあ)の出版に合わせ、神戸での暮らしぶりや日本への愛について聞いた。(聞き手・山本哲志) ■経験を共有したい バルセロナやスペイン代表で数々の栄冠を手にしてきたスーパースターが、初めての移籍先に選んだのは遠く離れた日本だった。最初は「何のイメージも湧かなかった」という日本からのオファーだったが、幼い頃の思い出がよみがえってきたという。 「キャプテン翼(スペインでは