2004年、世界一多くのビールを集める店としてギネスから認定されたデリリウムカフェ。その記念すべきアジア第一号店は、事業責任者・菅原氏の緻密な戦略と大胆なアクションから生まれた。 第1回 「変なことやるのがナンバーワンへの近道」 ■原点はラ・サールでのバク転 「こう見えて僕もかつては小さな田舎で神童と呼ばれていたんですよ(笑)」 菅原氏は北九州出身、地元では塾を飛び級するほど利発な小学生だった。そして、半ば当たり前のように九州各地からえり抜きの秀才が集まる名門ラ・サール中学に進学する。 「ところがラ・サールの寮に入ってすぐでしたね、いかに自分が井の中の蛙だったかを思い知ったのは。世の中には本当にすごい奴がいるんだなあって。超・頭がよくて、兄弟全員ラ・サールで主席とか東大医学部みたいな人がいて血筋からして違うか、こりゃ逆立ちしたって勝てないなと。だから12歳にして早くも勉強での勝負には見切り
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