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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (4)

  • フォーサイト11月号フォーサイトスタイル

    「私がモノに魅力を抱き続けている理由は何だろうと最近よく考えます。やはりモノの向こうにそれを作った人々が存在し、その人々の思い、挑戦、技、創造、使い手に対する配慮が、モノを通して語りかけてくるからでしょう。言語を思い切り広義にとらえるならば、モノの存在は言語の一部です。あるモノを真ん中に置いて、そのモノに関わった人とニヤニヤしながら一緒に酒を飲めば、いきなり旧知の間柄以上の関係になれる。至福感が訪れます」 「日のモノづくりはそう簡単に死にません。日人の美点は明確です。根気よく一つのことを代々続けていける能力。誰かが築いた土台の上であっても、その山を少しでも高くして後世に伝えることを是とする感覚。つまりおそろしく長い期間をかけてモノを育てていけること。この美点は日に十分残っている。自信喪失する必要はないのです」 「モノへの愛」をこう語る渡辺誠一郎さん(《五  一》)は、日立メデ

  • 梅田望夫、平野啓一郎 『ウェブ人間論』|新潮社

    『ウェブ人間論』には時代の変わり目に対して深く広い考察が示唆されている。多くの人が現代が変化に富んだ激動の時代を生きていると実感している。しかし、その実態や度合となるとあまりにも漠然としていて途方に暮れてしまう。梅田氏と平野氏の長いマラソンのような対話は全く異なるジャンルでありながら、それに対してもつれた糸を解きほぐすような地味で根気を必要とする意義深い作業のように思えた。 シリコンバレーに存住し、インターネットの世界の変遷を十年以上に亘って現場で体感している梅田氏は当の大変化はこれから始まると色々な形で発信している。平野氏はヨーロッパに脈々と流れる哲学と思想、文学の可能性を信じ、意欲的な作品をデビュー以来、発表し続けている。 “文明の衝突”ではないが、その会話からどんな接点が表われ、どんな方向へ議論が進んで行くのか、期待を持ちながら読み始めた。お二人は決して妥協をすることなく、また特定

  • ネット世界で利益を稼ぐ「ロングテール現象」とは何か - シリコンバレーからの手紙

    ロングテール(Long Tail:長い尾)という言葉を聞いたことがありますか。 IT(情報技術)の世界では無数の新語が現れては消えていくのだが、この言葉は昨年秋頃から少しずつ米国で使われるようになった。ロングテールは、インターネットの質に関わる極めて重要な問題提起を含む新語ゆえ、これから日でも話題になる機会が増えていくはずなので、詳しく解説したいと思う。 ロングテールとは何なのか。という商品を例にとって考えてみよう。一年間にどんながどれだけ売れたのかを示す棒グラフを作ってみる。縦軸に売れた部数を取り、横軸には左から第一位『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、第二位『世界の中心で、愛をさけぶ』、第三位『バカの壁』……と売れた順に一冊ごとに棒グラフを連ねていくことにしよう。横軸には「一冊あたり五ミリ」、縦軸には「千部あたり五ミリ」でグラフを書くと、の売れ方の全体像はどんな形状にな

  • 村上春樹『1Q84』 新潮社公式サイト

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