「INFOBARが注目されたので緊張しました。簡単にはできない仕事です」 そう笑って登場した深澤直人氏。思い起こせばau design projectは、深澤氏が手がけた「INFOBAR」とともに始まった。ストレート型のスタンダードを確立したINFOBARの次は、折りたたみ型のスタンダード。そんな想いの中、ほぼ2年をかけてau design project第5弾となるneonは誕生した。 「neonは、形としてのデザインではなく、表示体に新しい考えを盛り込みました。『ネオンみたいだねぇ』と、開発のときに盛り上がり、名前もそのままneonに」 これがneonの基本コンセプトだ。表示体に選んだのはLED。16個のLEDで1文字が構成され(16セグ)、8文字×2行が背面の“内側”に隠されている。 「LED──これがシンプルなプラットフォームを作った理由。何もないところに文字が浮かび上がる」 ne
au design project第5弾となる「neon」は、デザインケータイの先鞭を付けた「INFOBAR」の深澤直人氏によるデザインモデルだ。 同じ厚みの四角い板が2つ重なった単純で飽きのこないシンプルな形状と、隙間なく並んだ大きなフラットキーが外観上の特徴。表面には、実は赤色のLEDが隠されており、音楽再生時間やFM周波数、時刻、電波状態、電池残量、着信などを浮かび上がって教えてくれる。また本体開閉時には、アニメーションや、時間、季節、イベントに合わせてメッセージも表示される。 充電台も本体にデザインを合わせ、卓上クロック、卓上プレーヤーとして機能する。充電したままでの着信確認などが可能だ。neonの専用サイト「CLUB neon」も用意され、オリジナルの壁紙などをダウンロードできる。 東芝製となるneonは、機能面でも通常機種に並ぶ強化が図られている。通信方式は下り最大2.4Mbp
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