【慶應義塾大学日吉キャンパス】 東横線の日吉駅の駅前に慶應義塾大学日吉キャンパスがあります。このキャンパスのある場所は 周辺よりやや小高くなっていて東海道新幹線がこの部分をトンネル(日吉トンネル)で通過しています。 本来、海軍の司令部など中枢の機能は海上の艦隊旗艦上にあるべきものですが、太平洋戦争末期には 主要な艦船を失いつつもなお、本土決戦に備えて陸上に上がり作戦指揮を行うようになったのです。 そして選ばれたのが大本営のある東京や横須賀軍港に近くて、堅固な建物がそのまま利用でき、 空襲を避ける地下壕が掘りやすく、しかも無線の受信にも都合のよい高台であるこの日吉台なのです。 上の地図の①が今回見学できた連合艦隊司令部(海軍総隊司令部)のあった地下壕です。 ②は第一校舎に入っていた情報部の待避壕、③は海軍省人事局の地下壕、④は日吉の丘公園一帯に掘られていた 艦政本部地下壕です。(ただし、①の