エレクトロニクス業界にとって積年の大テーマである「インターネットとテレビの融合」。この実現に向けた動きが米欧を中心に広がっている(関連の動向をまとめた『日経エレクトロニクス』の12月13日号特集「テレビ 最後の挑戦」はこちら)。 2010年10月に搭載機器が姿を現したソフトウエア基盤「Google TV」は,氷山の一角だ。大手メディア企業やテレビ・メーカーに加え,インターネット関連企業,ベンチャー企業も入り乱れ,「リビングの王様」の主導権を奪い合う争いが本格化している。いったい今,テレビ分野で何が起きているのか。その取り組みを追う。 第1回のテーマは,米国で台風の目になっている「Netflix」を軸にしたネット動画配信サービスの台頭――。 2010年秋。米国の映像コンテンツ業界に衝撃が走った。DVDのレンタルや販売で米大手のBlockbuster社の破綻である。同社は,9月23日にニューヨ
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