どう「役に立つ」かというと『ファスト&スロー』を「タスク管理の本」として読むとわかります。 急いで断っておきますが、『ファスト&スロー』には「タスク管理」という言葉は、少なくとも私が使う意味では出てきません。それでも「タスク管理本」として読むことはとんでもなく強引ということはないし、これを考えたのも決して私一人ではありません。 こちらシゴタノ!でもおなじみの倉下忠憲さんも、明らかに私と同じ文脈で『ファスト&スロー』を読まれたようで、下記引用から始まる記事には多々共感しました。 この本によるとセルフコントロールと認知的努力は知的作業の一形態らしい。 R-style » セルフコントロール力との付き合い方 あるいはMP戦略 私も倉下さんにならって「マジックポイント」(以下MP)を比喩に使いながら、本書上巻の読みどころを紹介しましょう。 本書に繰り返し登場するのは「システム1」と「システム2」と
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