出版物売り上げ さらに減少か 12月26日 4時21分 ことしの国内の出版物の売り上げは、全体ではヒット作に乏しく、出版される書籍や雑誌の数も減ったため、20年ぶりに2兆円を割り込んだ去年より、さらに減少する見通しです。 東京の出版科学研究所のまとめによりますと、ことし1年に出版された書籍と雑誌の売り上げは、あわせて1兆8740億円程度とみられ、20年ぶりに2兆円を割り込んだ去年より、およそ600億円少なくなっています。このうち書籍の売り上げは、女子高校生の視点でピーター・ドラッカーの経営学を分かりやすく解説したビジネス書など去年より多い4点が100万部を超えるミリオンセラーとなりました。しかし、全体ではヒット作に乏しく、新たに出版された書籍の数が去年より4%減ったこともあって、書籍の売り上げはおよそ8200億円程度と、去年より3.4%減る見通しです。また、雑誌は、広告収入の減少などが影響