携帯電話やスマートフォン(スマホ)に比べて利用料金が格段に安いため、通信費を抑えられるPHS(簡易型携帯電話)。私用のスマホに加えて、仕事用にPHSを持っている人もいるなど、いまだに一定層から根強い支持を得ている。 しかし、以前のPHSユーザーも多くはスマホに移行している上、「次に買い換える時にはスマホにする」と考えている人も多いだろう。たとえ収入が少なくても、通信費の高額なスマホを持っている、あるいは今後の乗り換えを検討している、という人は少なくない。 すでにユーザーが少なくなりつつあるPHSだが、年収数億円も稼ぐような高所得者層が持っている率が低くないという。お金に苦労しないはずの彼らは、なぜPHSを使用しているのだろうか? その理由について、家計の見直し相談センターを運営し、家計のやりくりに悩む多くの人の相談を受けている、生活デザイン株式会社代表取締役社長の藤川太氏に聞いた。 高所得