今夏、東京は2016年オリンピック競技大会の国内立候補都市に選定されました。前回1964年の東京五輪が、戦災から復興した日本の姿を全世界に示し、首都東京のありさまを一変させて我が国を成長の軌道に導いたように、10年後のオリンピックは、成長のステージを経て成熟を遂げつつある東京が、さらに機能的で魅力的な都市に生まれ変わるための絶好の機会であります。 今回策定した「10年後の東京」では、東京が近未来に向け、都市インフラの整備だけでなく、環境、安全、文化、観光、産業など様々な分野で、より高いレベルの成長を遂げていく姿を描き出しました。 また、オリンピック招致を契機に、都市機能や最先端技術の高密度な集積など、首都東京が持つ優位性を最大限に活かすことで変革を進め、この日本に「日はまた昇る」勢いを再び取り戻してまいります。さらに、今後10年にわたって展開する東京の先進的な取組を、世界の諸都市に発信