タグ

2007年8月30日のブックマーク (1件)

  • 世界はこんなふうにも眺められる | 第16回 現代文学の“現代”とは何か?──カフカとベケット

    そろそろ文学のことを書かなければならない。しかし、いま日で使われている「現代文学」という言葉の「現代」は、“現代音楽”“現代美術”という概念を指すときの“現代”ではなく、たんに「いま」を意味する「現代」でしかない。 いま書かれたり作られたりするもののすべてが“現代”でないことは言うまでもなく、韓流ドラマなんかは時代でいったら「現代」の作品だが、手法も内容も思いっきり古くさい。しかし韓流ドラマの監督のインタビューをこの前テレビで見たら、彼には「古くさい」という意識がどうもないみたいなのだ。彼は演出やカメラの手法として「これこそがすばらしいドラマを作る手法である」と信じているみたいだし、ドラマの内容も「不滅のテーマであるがゆえに現代的だ」と思っているみたいだった(「不滅」というのはいつも怪しい)。 古くささというのは、作り手がその古くささを自覚していないことが最大の原因になる。しかし韓流

    urat
    urat 2007/08/30