2008年04月16日10:52 毎日新聞 論点「なぜ目立つ家族殺人」 以下の文章は、毎日新聞2月15日朝刊の論点「なぜ目立つ家族殺人」に、犯罪学教授の藤本哲也氏、作家の佐木隆三氏の論稿と並べて掲載されたものです。 おふたりのご意見と読み比べるのもまた一興かと思います。藤本氏は昔の家族は犯罪防止効果があったので家族の絆を取り戻すことが大切と仰っております。佐木氏はおじおばを殺すのも尊属殺規定に含まれていたと仰っておりまして、これはずいぶん驚きました。尊属殺人とは直系尊属だけが対象なので、おじおばは違います。興味のある方は図書館ででも読んでみてください。 濃密な関係ほど憎しみ抱く機会増える 付き合い希薄化のなか家族は伝統回帰 少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎 戦前は少年の親殺しが多発していました。ぶらぶらしている今でいうニートが、働けと叱られて親を殺したりする事件は珍しくなく、とくに一家