事件当日の桐生駅前 昭和天皇誤導事件(しょうわてんのうごどうじけん)は、1934年(昭和9年)11月16日に群馬県で行われた陸軍特別大演習において、視察に訪れた昭和天皇一行の先導をしていた警部が道を誤ってしまい、一時天皇一行が行方不明になったと大騒ぎになった警察の失態事件である。前代未聞の事態であったため関係者は処分されたが、先導していた警部の1人が責任を取って自決(未遂となる)を図った。 昭和天皇一行行方不明事件[要出典](しょうわてんのういっこうゆくえふめいじけん)、桐生鹵簿誤導事件[1](きりゅうろぼごどうじけん)とも呼ぶ(「鹵簿(ろぼ)」は行幸の行列のこと)。 1934年(昭和9年)11月、昭和天皇臨席のもと陸軍特別大演習が群馬県の高崎練兵場で行われた。観兵式に出席した後、16日午前中に昭和天皇一行は桐生市に行幸することになっていた。予定された親覧順序は「桐生駅 - 桐生西小学校
