映画興行市場の徹底解剖 第4回 前編 映画興行市場の徹底解剖 第4回 ◆前編◆ ~性別・年代の切り口で過去・現在の映画興行市場の「顧客」の姿をあぶりだす~ 2010年11月5日 梅津 文 ——————————————————————- これまでの弊社でのコラムの「映画興行市場の徹底解剖」シリーズでは、以下の状況を考察してきた。 (第1回)・映画鑑賞者人口は過去20年間に約30%増えたこと (第2回)・「月一回映画を見る」ヘビーユーザーの大きさが300万人程度であり、この限られた数の「上顧客」が動員を支えていること (10%程度の「ヘビー層」が、動員の40%) (第3回)・この「上顧客300万人」の規模は、ともすればニッチにも見える他のライヴ・エンタテイメントの参加者の規模と比べて変わらないこと。 第4回になる今回は、前編・後編に分けて、性別・年代(あるいは世代)の切り口で過去・現在の