大阪府羽曳野市立峰塚中学校(中野秀夫校長)で3年生を担任する50代の男性教諭が今月10日、福井県坂井市の三国競艇場に生徒の通信簿(通知表)を持ち込み、レースを観戦しながら成績を記入していたことが分かった。市教委は通信簿の校外への持ち出しを禁止しているが、場内の客席にある机上に堂々と通信簿を広げるなど、周囲から丸見えの状態だった。同校は「事実ならショック。厳しく対処したい」としている。 同校などによると、教諭は10〜11日、顧問を務める部活動の大会で福井県に滞在。10日は別の顧問が生徒を引率していたため、午前11時ごろに1人で競艇場に入場した。舟券を買う一方、有料観覧席の机に生徒約20人分の通信簿を広げ、レースの合間に、10段階評価のスタンプを押していたという。その様子を近くにいた客が写真に撮影していた。 舟券を買う際も、資料をそのままにして席を離れるなどしていた。スタンプを逆向きに押す