ブックマーク / maricozy.hatenablog.jp (6)

  • 奈緒子 ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記

    奈緒子 2008 ヴィスタサイズ 120分 MOVIX京都(SC6) 原作■坂田信弘原作、中原裕作画 脚■林民夫、古厩智之、長尾洋平 撮影■猪雅三 照明■松隈信一 美術■中澤克巳 音楽■上田禎 監督■古厩智之 ■長崎の小島で喘息療養中の奈緒子(上野樹里)は海で溺れかかるが、漁師に救われる。だが漁師は波に呑まれて死んでしまう。6年後に東京の陸上競技場でその息子雄介(三浦春馬)に再会するが、気まずい思いを抱えたままの二人だった。雄介のことが頭を離れない奈緒子は駅伝に出場した雄介を応援に行くが、給水に失敗、雄介は倒れてしまう。二人の過去を知る陸上部の監督(笑福亭鶴瓶)は奈緒子に夏休み中に陸上部の合宿に参加するよう勧める・・・ ■原作は有名な漫画らしいのだが、映画では導入の話術に未熟さが目立ち、この先どうなることかと心配させられる。だが、さすがに古厩智之だけあって、上野樹里が登場してからは調

    奈緒子 ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記
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    urbansea 2008/09/12
    ハイスピードで撮る場合、中心となる被写体よりも速いもので相対速度(件のシーンでは水滴のCG ・抜けを飛ぶトンボ)を足すと演出上 随分と違うことを再確認 >>給水に失敗する場面
  • 第三の犯罪 ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記

    Homicidal /第三の犯罪 (1961) [Import] [DVD] Wolfe BarzellAmazon HOMICIDAL 1961 スタンダードサイズ 88分 輸入DVD ブロンド美女は若いホテルマンに偽装結婚を持ちかけ、夜中にドライブスルー教会へ向かうが、突然女は神父を刺殺して行方を眩ます。女は口の利けない老女が住む屋敷に戻り、身の回りの世話をやく元の生活に戻るが、彼女の目的はいったい何だったのか? ギミックの帝王、ウィリアム・キャッスルの代表的傑作だが、なかなか複雑なプロットを持つ犯罪映画である。基的にはフィルム・ノワールのタッチで、ホラー映画ではないのだが、クライマックスになると急にホラー演出になり、気の利いたショック演出を繰り出すのが愉しい。 ヒチコックの「サイコ」の亜流作の一だが、さすがにウィリアム・キャッスルならではのトリッキーな作劇と演出で、ヒッチコックの

    第三の犯罪 ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記
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    urbansea 2008/05/02
    dir:ウィリアム・キャッスル 1961年
  • NIGHT OF THE DEMON(『悪魔の呪い/悪魔の夜』) ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記

    [asin:B0000694WH:detail] NIGHT OF THE DEMON 1964 ヴィスタサイズ 95分 輸入DVD 悪魔崇拝者の恐怖をサスペンス豊かに描いた日では劇場未公開の怪奇映画の傑作「CURSE OF THE DEMON」は過去の記事で紹介済みだが、ここで情報を整理、補足しておきたい。 maricozy.hatenablog.jp まず、作はイギリスで先に「NIGHT OF THE DEMON」として公開され、その短縮版が「CURSE OF THE DEMON」としてアメリカで公開されたものだ。現在手に入る輸入DVDはその両作を収録し、画質も最高だし、リージョン1と表記されているのに、実際は日のプレーヤーで再生可能で、しかも日語字幕が収録されているという優れものである。 上記の昔の記事では、アメリカ公開版では無理やり巨大怪獣のような悪魔の襲撃場面を新撮して付

    NIGHT OF THE DEMON(『悪魔の呪い/悪魔の夜』) ★★★☆ - まり☆こうじの映画辺境日記
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    urbansea 2008/05/02
    悪魔崇拝者の恐怖サスペンス
  • 血だらけの惨劇 ★★★★ - まり☆こうじの映画辺境日記

    STRAIGHT JACKET 1964 スタンダードサイズ(トリミング版) 96分 輸入V 詳しくは、以下の過去記事をご覧いただくとして、世評の高い「第三の犯罪」よりも、むしろこちらのほうがウィリアム・キャッスルの最高傑作ではないかと感じ入った。 ジョーン・クロフォードの悪趣味なやり過ぎ演技の醜悪さは、監督がそれ自体を残酷な見世物として演出しているので、決して演出のミスではなく、計算どおり。 おそらく「第三の犯罪」のクライマックスで観客をどっと沸かせた首ポロリの演出に味をしめた監督が、首ポロリを徹底的にフィーチャーした企画だったのだろう。伝説的な首狩映画の決定版だ。前傾姿勢になる者は悉く首を刎ねられるというこの物語世界のルールが異様なサスペンスを生み、ラストの真犯人の暴露を衝撃的に彩る。ラストのひねりも「第三の犯罪」と並ぶ傑出したアイディアだ。 ロバート・ブロックという作家については、最

    血だらけの惨劇 ★★★★ - まり☆こうじの映画辺境日記
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    urbansea 2008/05/02
    dir:ウィリアム・キャッスル 1964年
  • 未映画化シナリオ「東京大空襲」 - まり☆こうじの映画辺境日記

    「シナリオ」誌に掲載された、東宝8・15シリーズ用に用意されながら没になった、廣澤榮、安藤日出男合作の脚「東京大空襲」(早乙女勝元の岩波新書「東京大空襲」より)を読んだ。まさに渾身の一作といった感じの、戦争を経験した世代が戦争に対する生々しい思いを吐露した、気迫のこもった圧倒的な傑作シナリオだった。東宝の社風には到底合わない脚だが、もし映画化されていれば高畑勲の「火垂るの墓」を先取りした傑作になっていたかもしれない。 舞台は昭和20年の東京の下町、前半は主人公の若い主婦葉子が、出征した夫を待ちながら子供たちを抱えて逞しくいてゆく様子を闊達なタッチで軽やかに描写しながら、米軍のカーティス・ルメイ少将が冷血な知性で着々と用意しつつあった焼夷弾による非戦闘員の大量虐殺計画が並行してナレーションで紹介される。クライマックスに来るべきカタストロフに向けて、不気味なサスペンスが積み上げられてゆく。

    未映画化シナリオ「東京大空襲」 - まり☆こうじの映画辺境日記
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    urbansea 2008/05/02
    東宝8.15企画 廣澤榮・安藤日出男合作の脚本
  • 八住利雄の未映画化シナリオ「東京裁判」 - まり☆こうじの映画辺境日記

    東宝8・15シリーズで、1970年の堀川弘通監督の異色作「激動の昭和史 軍閥」の次に製作準備が進められた「東京裁判」は、大ベテラン八住利雄が脚を書き、監督は小林正樹が起用される予定だった。ところが、どう考えても外人俳優を多数そろえる必要があるし、物語自体も軍事裁判の模様をドキュメンタルなタッチで描く必要があり、製作費が嵩む割にお話としては地味にならざるをえないので、東宝のオールスター大作としては今ひとつ映えない企画であった。おまけに、こうした野心的な大作を製作する余力は、1970年前後の東宝には残されておらず、敢え無く企画は頓挫、準備されたシナリオは「シナリオ」誌に掲載された。田中友幸や藤真澄の企画とは思われないので、当時の東宝の比較的若手のプロデューサーがどさくさ紛れで企画開発したものと思われる。監督予定だった小林正樹は余程入れ込んでいたらしく、後に膨大な記録フィルムをもとに、長編記

    八住利雄の未映画化シナリオ「東京裁判」 - まり☆こうじの映画辺境日記
    urbansea
    urbansea 2008/05/02
    東宝8.15企画 八住利雄が脚本を書き、監督は小林正樹
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