ラジオ好きな人には、ある共通点が存在すると思われます。それは「距離感」です。 具体的な説明をするために、小説家の朝井リョウさんとDJのRAM RIDER(ラムライダー)さんの例を紹介させて下さい。彼らがラジオ番組のゲストに呼ばれたときの振る舞いを見れば、その「距離感」の正体が浮かび上がってきます。 普段のラジオのムードを崩してしまわないか心配する朝井リョウ 2014年8月23日放送「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送) パーソナリティはオードリー(若林正恭・春日俊彰)。 ゲストは小説家の朝井リョウ。 23歳のときに『何者』で第148回直木賞を受賞した朝井さん。戦後最年少、史上初の平成生まれの受賞に注目が集まりました。デビュー作『桐島、部活やめるってよ』が映画化されたことで、その名を知った人も多いのではないでしょうか。そんな朝井さんは、「オードリーのANN」を初回から欠かさず聞