公開日 : 2017年4月20日 (2018年1月18日 更新) カテゴリー : アクセシビリティ / 情報設計 (IA) 聴覚障害者向けの情報保障として、ウェブサイトで音声を伴う動画コンテンツを扱う場合は、キャプション (字幕) も併せて提供することが求められます (参照 : WCAG 2.0 解説書「達成基準 1.2.2 を理解する」)。このキャプションの制作作業は、単なる「文字起こし」程度に捉えられがちですが、実際に手を動かしてキャプションを制作してみると、ちょっとした工夫で聴覚障害者の動画体験を大きく左右する可能性に気づかされます。 以下、私自身がいくつかの案件を通じて得ることができた気づきを、簡単にまとめてみました。 発話 (セリフ) 以外の補完的な情報をどう表現するか キャプションは、発話 (セリフ) だけではなく、状況の説明や、効果音である旨 (何の音かの説明) といった補完