コラム 【石井紘人コラム】フロントの最大の罪 Tweet 2012年01月05日12:39 Category:コラム石井紘人 木村和司氏が「内容に前進や積み上げがなかった」(嘉悦朗社長)ということで、横浜FMの監督を解任された。個人的に残念な気持ちはないが、違和感はたっぷりである。なぜならば、その監督を招聘したのは、批評した当の社長だからだ。 木村監督+樋口コーチを招聘したのは、『元スター選手+理論派コーチ』というフットボール界のスタンダードに当てはめたのだと思う。木村氏は、日本代表の10番を努めるなど選手経験は豊富だが、監督としての実績がない。また、決して理論派でも通っていなかった。一方の樋口氏は、複数のJクラブで監督を務めた理論はあるが、結果を残せずに単年で退任することが多い。二人を組み合わせてプラスアルファを出すという狙いは、結果を見れば、それなりの評価は与えられる。 しかし、それで