萩生田光一文部科学相は31日の閣議後記者会見で、日本人飛行士の野口聡一さん(54)が、米宇宙企業スペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」の運用1号機に搭乗することが決まったと明らかにした。野口さんは、国際宇宙ステーションに長期滞在する予定。萩生田文科相は、具体的な打ち上げ時期には言及しなかった。 野口さんが所属する宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2019年7月、米企業が開発中の新型宇宙船への搭乗を目指して、訓練を開始すると発表していた。宇宙船はスペースXとボーイングが開発中で、どちらに搭乗するかは決まっていなかった。 ドラゴン宇宙船は11年に退役したスペースシャトルに代わり、国際宇宙ステーションに飛行士を運ぶ手段として米スペースXが開発。4人が搭乗してステーションに向かう予定だ。(共同)