ウクライナへの西側の戦車供与が、国際的に話題になっている。ドイツのショルツ政権が、ドイツ戦車レオパルド2の供与を1月末に決定した。ただし私は即座に効果が出るものとは思えない。 現時点のウクライナ戦争は、ウ軍が押し気味に南部で緩やかに前進する一方で、東部の2014年からの分離独立地域の近くでロシア軍が限定的に攻撃をしている。真冬だがウクライナでは暖冬で気候は予想より影響していないという。戦線は膠着気味で、だからこそ打撃戦力の中心になる戦車をウクライナは欲したのだろう。 数は少なく、西側の戦車援助は手抜き その後の続報を見ると、西側諸国は大規模な支援を行わなかった。ドイツが送るレオパルド2はわずか14両だ。レオパルド戦車は1980年代から運用され、各国に輸出されている。どの国も武器を輸出する場合に、自国軍のものよりは品質を落とす。レオパルドも海外にあるものは性能が劣るし、装備のリニューアルもし