福祉現場においては、「指導」と呼ばれる言葉はほとんど死語になりました。ただ、以前は指導と呼ばれる言葉が当たり前に使われていました。 それは、個別指導であったり、指導員という言葉で用いられていました。しかし、障害福祉サービスが措置から契約制度になった平成15年から、徐々に指導という言葉は減ってきました。 制度の変更でありましたが、現場レベルで利用者と職員の接し方が変わるきっかけになったのです。 それまでは、確かに指導的な一面も否めなかったと思います。実際、現場でやっていた職員の中には、虐待ぎりぎりの対応だったということもあったようです。 イメージとしては、昔の部活動…水の飲まず、ひたすら走らされるような…そんな理不尽にも思える生活を、『指導』として強制されていた立場の障害者がいたということです。 考え方としては、『障害のある人はがんばって社会に適応しなければならない。そのために徹底した指導が