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  • 人の振り見て我が振り直せ、過ちては改むるに憚ること勿れ、泥棒とおてもやん - 主夫ポン吉、徒然なるままに

    学生の頃、 風呂無しアパートに一人で住んでいたポン吉のところに、友人たちがよく遊びに来ていた。 貧乏学生がお金を出し合って、1人ではべることが叶わない鍋や焼き肉をべながら、酒を酌み交わしていた。 悪戯 酒も進んで夜も更けてくると、1人また1人と布団も敷かずにその場で寝てしまう者がでてくる。 そうやって宴の最中に寝てしまう者に、よくイタズラをするのが恒例だった。 寝ている者の顔を「泥棒」のように、マジックで口の周りを黒く塗ったり、 「おてもやん」のように頬を赤く塗ったりしていた。 たいていの場合は、イタズラされた人が朝起きた時に気づくか、誰かが教えてあげるので問題はなかった。 ある日、ポン吉と東京君と長崎君(もちろん仮名)の3人で、いつものようにポン吉のアパートですき焼きをべながらお酒を飲んでいたが、その日は明け方まで誰も眠ることはなかった。 そして始発が走るころに、長崎君がポン吉の

    人の振り見て我が振り直せ、過ちては改むるに憚ること勿れ、泥棒とおてもやん - 主夫ポン吉、徒然なるままに
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