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2010年11月6日のブックマーク (3件)

  • 雨ともだちと私 - 傘をひらいて、空を

    雨すごいですね。いま会社なんですけど、窓の外が世界の終わりみたいですてきです。 メールを書いて送信してしばらく手を動かしていると返信があった。僕もまだ会社です。まったくゴージャスな夜。もうちょっと保ってくれるといいんですが。 その後、雨はしだいに常識的な量に落ちついてきた。こんこんと控えめなノックの音がして、メールを出した先輩が入ってきた。ふつうの雨になっちゃいましたね、と彼は言った。そうですねと私はこたえた。ふたりともなんでそんなにしょんぼりしてるんですかと、一緒に作業していた後輩が訊いた。 私たちは顔を見あわせた。相互に発言を譲る沈黙があり、それから、豪雨が好きなんですと彼は言った。 何年か前、やはりおそろしいほどの雨が降った。外を歩く人のほとんどが傘を差していなかった。いずれ濡れてしまうし、風もあるから、ひらいていると危険なのだった。私はそれを確認していそいそとを仕舞った。 今日と

    雨ともだちと私 - 傘をひらいて、空を
    usadamasa
    usadamasa 2010/11/06
    [for:@twitter]すべての抵抗は無駄なのだというやけっぱちな自由の感覚。服がしだいに意味をうしなうことの爽快さ。靴の中の水の感触が不快から快になる逆転の不思議。皮膚から奪われる体温と歩くことによる発熱が拮抗す
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    週報 2024/04/28 川はただ流れている 4/20(土) 初期値依存性 さいきん土曜日は寝てばかり。平日で何か消耗しているらしい。やったことと言えば庭いじりと読書くらい。 ベランダの大改造をした。 サンドイッチ 一年前に引っ越してからこんな配置だったのだけど、さいきん鉢を増やしたら洗濯担当大臣の氏…

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    usadamasa
    usadamasa 2010/11/06
    つまり、作品全体を成立させてるその支点っていうのが紫であって、7さいの女の子にいったいなに背負わす気だ、っていう話でもあるんですが、しかし同時に紫は7さいであるため、そこに迷いがない。
  • 惑星の午後、僕らはキスをして、月は僕らを見なかった。<『∀ガンダム』最終話「黄金の秋」より>

    twitterではさまざまな話題が流れてくるので、きっかけをもらえるのは腰の重い私にはとてもありがたい。この記事は、すばらしい『∀ガンダム』語りに触発されて、twitter上でつぶやいたものを仕立てなおしたものです。 『∀ガンダム』最終話エピローグの、さらに限られたわずかな場面についてだけのお話。 『∀ガンダム』のラストは、『月の繭』が流れる中で展開される奇跡的なエピローグ。 その中で、月の女王ディアナ・ソレルと静かな生活を送ることになるロラン・セアックと、彼が仕えるハイム家のお嬢さんソシエ・ハイムとの別れが描かれる。 ちょっと参照として、YouTubeで動画を探してみた。 ※あくまですでに見た方への確認用として。未見の方はここだけ見ても無意味なので編を見ましょう。 冬の雪夜の別れのシーン。 ハイム家の門前に停まっている車と2人の人影。 ひとりは、別れを告げにきたロラン。 もうひとりは、

    usadamasa
    usadamasa 2010/11/06
    [for:@twitter]富野監督は、ロランをディアナの目の前でキスをする人間としたし、そのキスシーンからディアナが逃れることを映像的に許さなかった。そしてディアナにそれをきちんと受け止めさせた上で視線をはずさせた。