この回も、とても安定した脚本力であったが、「これ単体」を見ると、前回のなおの話同様どこにでもある話しで、それなりに眼の肥えた人にとってはいまさら見るまでもない話だ。もちろん、子供が主なターゲット(&その親)なわけで、これだけ出来がよければ、よほど物語に意味やクオリティを求める人でなければ、十分だとは思います。とはいえ、僕は、その「よほど意味とクオリティを求める人」(笑)なわけで、やはりプリキュアシリーズで言うのならば、朽木倒さんやいっしゅうさんが指摘している通り、ラスボスを救済する/敵を救済するという「背後のテーマ」があると想定して、そこから逆算して個々のエピソードが何を指し示していくのか?ということを考えてゆくことが、より物語を深く楽しむために役に立つと思います。ちゅーか、僕は、それが見たい。今回の脚本が素晴らしいのは、言うまでもないので、そこをいくら言っても、まぁ、そんなこと説明するよ