佐賀市で開かれる第5回食育推進全国大会(12、13日)のプレイベントとして、俳優菅原文太さんと古川知事のトークセッションが5日、同市松原のシアター・シエマで行われた。山梨県で農業生産法人を設立した菅原さんは、来館者約130人を前に、農業や食への思いなどを語った。 この日は、韓国のドキュメンタリー映画「牛の鈴音」の上映会があり、同映画の題字を書いた菅原さんが招かれた。題字を書くことになった経緯や「牛の鈴音」の見所などを時折、会場の笑いを誘いながら語った。 トークセッションで菅原さんは、農業や食の重要性についても強調。「作っても作っても蓄えができず、借金しなければ継続できない農業はおかしい」と述べた。 農業に従事する若者へのメッセージを求められ、「農薬なんて良いはずがない。少しくらい収穫が減っても農薬を使わず、日本の農業を変えていく義務がある」とエールを送った。最後は食育について問われ、「子ど