安倍政権が打ち出した東日本大震災からの復興と除染を進めるため、復興庁と環境省などの局長クラスでつくるタスクフォースが11日、発足した。根本匠復興相と石原伸晃環境相がトップを務める。 初会合に出席した根本氏は「単なる除染ではなく、政策に付加価値をつける必要がある」と強調。インフラを復旧させ農林業の生産性を高めるような「複合的な除染」を進めるよう関係省庁に指示した。 「東京と福島の2本社体制を整える」とした安倍晋三首相の方針に基づき、復興庁の出先機関の福島復興局は、現地の事故対応の拠点となるオフサイトセンターと環境省の出先機関を一元化。復興庁幹部職員が常駐する「福島再生総局」(仮称)に改める。庁内には関係省庁の局長クラスを集めた「福島再生復興総括本部」(仮称)を設ける。 関連記事手抜き除染、反応鈍い環境省 「聞いてない」解明及び腰(1/10)