多動性、不注意、衝動性などの症状をもつ発達障害の1つ、ADHD(注意欠陥多動性障害)。このADHDをもって生まれた子どもは、将来喫煙者になり、ニコチンに依存する危険性が高いことがわかった。 カナダの研究員らが、6歳~12歳までのADHD症状のある子どものDNAを検査したところ、喫煙行為に走るリスクを高めるとされていた遺伝子の異形が、ADHDとも関係があることが判明したそう。またこの異形は、母親が妊娠中にタバコを吸っていたことが原因となって引き起こされる可能性が高く、同調査でも、ADHDの子どもをもつ母親394人中、171人は妊娠中に喫煙をしていたことを認めたとか。なお、胎児がお腹にいるときに母親が吸っていたタバコの量が、生まれた子どもの障害の重さを左右することもわかったという。 同調査をおこなったRidha Joober氏によると、ADHDの患者は、一般の人よりも若年で喫煙を始め、やめよう