大阪市の全国公募で採用された市立小中学校の民間人校長3人が、今年4月に赴任後、教職員へのセクハラや、勤務時間中に学校を抜け出す行為などを行った可能性があるとして、市教委が調査していることがわかった。 大阪市では今春、民間人校長11人を採用したが、不祥事が相次いでおり、今後、公募制度の是非が問われそうだ。 19日開かれた市議会教育こども委員会で、床田正勝議員(自民)の質問に、市教委が答弁した。 市教委によると、3人のうち1人の男性校長は4月下旬~5月上旬、教職員一人ひとりと個別面談をした際、若手の女性教職員6人に対し、「なぜ結婚しないの」「なぜ子どもをつくらないの」などと質問。教職員からの抗議を受け、校長は謝罪した。この校長は市教委の調査に「セクハラになるとは認識していなかったが、不適切な発言だった」と認めているという。 別の校長は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が行われた4月24