中国軍関係筋や、中国の動向に詳しい在中南米の外交筋が読売新聞に明らかにした。キューバが当時、米国と行っていた国交正常化交渉開始に向けた秘密協議に、進展があったことが背景にあるとみられる。 関係筋などによると、キューバは2012年、艦艇の派遣やカリブ海での合同演習、海難救助訓練などを中国に提案した。中国は、米国をにらみ中南米地域で影響力を拡大する狙いがあり、提案に応じた。習近平(シージンピン)国家主席は昨年7月、キューバを訪問して艦艇の派遣方針を確認。最新鋭ミサイル駆逐艦を常駐させる方向で準備を進めていた。 しかし、その後に両国間で実務レベルの協議に入ろうとしたところ、キューバが態度を一変させたという。キューバと米国は昨年末、国交正常化交渉の開始で合意した。
政府は18日、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開き、日豪両国による新型潜水艦の共同開発に向けた協議を進めるため、海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう型」に関連する技術情報を豪側に提供する方針を正式に決めた。 軍事情報開示は「武器輸出」に当たるが、日本の安全保障につながる場合などに輸出を認める防衛装備移転3原則を満たすと判断した。 次期潜水艦の国際共同開発を目指す豪政府は、日本とドイツ、フランスの3か国から協力相手を選ぶ方針だ。日本政府は今回のNSC決定を踏まえ、「そうりゅう型」を生産する三菱重工業などの国内企業とともに、具体的な技術情報に基づいて新型潜水艦の寸法や性能を豪州側と検討する。 日本側が想定しているのは、「そうりゅう型」をベースとした船体に米国製の武器システムを搭載する開発形式で、実質的には「日米豪3か国」の共同開発となる。
甲板で「さようなら」の人文字を作り、米海軍横須賀基地を出発する米原子力空母「ジョージ・ワシントン」(18日午前9時15分、神奈川県横須賀市で、読売ヘリから)=三浦邦彦撮影 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されていた原子力空母ジョージ・ワシントン(GW、9万7000トン)が18日午前、約7年間にわたる日本での任務を終え、出港した。 後継の同型艦ロナルド・レーガンは今年秋にも同基地に入港する。GWは西太平洋をパトロールしながら帰国し、夏以降に大規模改修に入る。 出港前の記者会見で艦長のティモシー・キーハウス大佐が「横須賀で友情を育むことができたことをありがたく思う」と別れの言葉を述べ、離岸後の甲板では、乗組員が「さようなら」の人文字をつくった。 GWは1992年就役。米海軍横須賀基地には2008年9月、空母としてはミッドウェー、インディペンデンス、キティホークに次ぐ4隻目、原子力空母
自衛隊のレーダーなどの装備品に粗悪な部品が使われていないかチェックするため、防衛省は今年度から、部品供給網(サプライチェーン)の本格的な調査を始める。 米国では中国製とみられる不良部品の混入によるシステム障害なども起きており、同省は、防衛装備品には厳しい品質管理が必要だと判断。10月頃に新設する防衛装備庁(仮称)が、装備品を納入する大手メーカーの協力を得て調査を進める。 同省幹部によると、調査対象として検討されているのは、レーダーや誘導弾、航空機など、多数の電子部品が組み込まれる装備品。これらの製造には、下請け、孫請けなどの形で多くの企業が関わり、新しい部品も次々と開発されている。このため、同省の発注を受けた大手メーカーも、どんな部品が組み込まれているか詳細には把握できていないという。
防衛省が離島防衛に向けて新設する陸上自衛隊の「水陸機動団」に関し、実際の上陸部隊となる三つの「水陸機動連隊」のうち2連隊を、佐世保市の陸自相浦駐屯地に置くよう検討していることが分かった。同駐屯地の隊員は現在の約1000人から約2000人に倍増する見通し。 同機動団は、防衛省が2018年度までの設置を計画。沖縄県石垣市の尖閣諸島など、南西諸島の防衛を強化するため、司令部や水陸機動連隊、水陸両用車を運用する大隊など計約3000人規模で構成する。島が占拠された場合、速やかに上陸、奪還するための本格的な作戦能力を持たせる。 関係者によると、三つの水陸機動連隊のうち、1連隊は相浦駐屯地の西部方面普通科連隊(約700人)を母体に編成。さらに、新たに編成するもう1連隊も同駐屯地に置くよう検討している。佐世保市の海上自衛隊佐世保基地に、隊員を輸送できる艦船が接岸できる機能があることなどが理由という。残る1
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